秋篠宮家の長女眞子さま(30)と小室圭さん(30)が26日、結婚した。眞子さまは皇籍を離脱し、民間人の「小室眞子さん」となった。同日午後には東京都内のホテルで記者会見に臨み、眞子さんは「2人で力を合わせて共に歩いていきたい」と話した。
眞子さんの結婚で、女性皇族は12人になった。うち5人は30代以下の未婚者で、今後の婚姻によりさらに女性皇族が減ることも想定され、公務の担い手不足が課題となる。
2人がそろって公の場に姿を見せたのは、2017年9月の婚約内定会見以来。眞子さんは「みなさまにお伝えしたいことがある」ために会見を開いたと説明。結婚について「様々な考え方があることは承知しております」と述べたうえで、「自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択でした」と理解を求めた。
続いて小室さんが発言し、最初に「私は眞子さんを愛しております」と言及。「この度の結婚に関してご迷惑をおかけしてしまった方々には、大変申し訳なく思っております」と話した。
小室さんの母佳代さんと元婚約者との「金銭トラブル」について、眞子さんは元婚約者への対応は「私がお願いした方向で進めていただきました」と述べ、自らの考え方が反映されてきたことを明かした。小室さんも今年4月に公表した説明文書に触れ「解決金を受け取っていただきたい気持ちは変わっていません」とした。佳代さんが精神的な不調を抱えており、自らが解決に向けて対応するという。
会見に向けては、宮内記者会や日本雑誌協会などが事前に5問の質問を提出していたが、2人はその場ではこたえず、質問の回答文書が会見後に配られた。
この点について、眞子さんは回答文書の中で、日本雑誌協会の質問が原因だったと指摘。「誤った情報が事実であるかのような印象を与えかねない質問」だとして、「恐怖心が再燃し心の傷が更に広がりそう」であるため口頭で答えるのは不可能だと説明した。
小室さんと眞子さんは同日夕、都内のマンションに入った。パスポート申請などの準備を終えた後、渡米して新生活を始める。(杉浦達朗、増山祐史)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル